Ovaltone / Fuzoval -GeSi-
こんにちは。お久しぶりです。
大体1ヶ月振りになりますが、はてブから「そろそろ次の記事を投稿しませんか」と催促されたのもあり久々の記事更新です。(本当のところそこそこ日々忙しくしてた)
さて、今回取り上げるペダルですが、OD-Fiveや34-Xtreamで有名なOvaltoneさんの限定生産品です。
その名も「Fuzoval -GeSi-」。厳密に言うと正式名称はもう少し長く、「FUZOVAL -GeSi-TOKYO EFFECTOR 5th ANNIVERSARY EDITION」と言います。エフェクターショップのTOKYO EFFECTORさんの5周年記念で製作されたペダルですね。TOKYO EFFECTORさんと言うとエフェクタービルダーズコンテストの主催とかされてて一部で有名なエフェクター専門のお店です。エフェクタービルダーズコンテストの優勝者の方のペダルのリリースを手掛けたり、自社でエフェクター出したり、後ビンテージペダルの修理で有名なショップです。(昨年末に別件で話題になったので、そちらの件でご存知のペダルフリークの方もいらっしゃるかとは思いますが...。)
TOKYO EFFECTORさんとOvaltoneさんのコラボによるペダルがこちらのFuzovalなのですが、Ovaltoneさんでファズという時点で、人によっては「珍しいな?」となるのではないかなという気もします。現行(2021年5月時点)のラインナップにファズはないですし。
そんなFuzovalですが、基本的にはFazzfaceの回路がベースになっているようです。コントロールはLEVEL、FILTER、FUZZの3つ、一般的3ノブの歪みの感じですね。
特徴的なのがFILTERのコントロールで、こちらは一般的なペダルのトーンコントロールと違って、ギター側のボリュームを絞った際に効いてくるコントロールになっています。つまりFuzzFace系のペダルだと結構な人が使う、ギターのボリュームを絞った倍音多めのクリーントーンでの音色の調整が出来るんです。このコントロールがおそらくこのペダル最大の特徴であり、肝だと思います。
実の所ギターのボリューム全開の状態でFILTERをいじると、一般的な歪みペダルからすると効きがわかりづらく、ピンとこない人もいるのではないかと思うくらいでした。自分が店頭でギターのボリューム全開で弾いた時の感触では「うーん...効いてるような効いてないような...」と感じました。絞ったらちゃんとわかったんですけど。
総評としては、なかなか面白いペダルだと思います。OvaltoneでFuzzというのが珍しいというのもありますし、独特なFILTER回路のこともあり、手元でボリュームを触るタイプの方にこそ勧めたいタイプのペダルかなと思います。正直なところ、手元でボリュームを触らないなら上等なFuzzFace系の域を出ないかなとは思ってしまうので、ボリューム開きっぱなしで弾く人だとこのペダルはピンと来ないかもしれないですね。
(そういう意味ではあまり自分にも向いていないタイプのペダルですね。演奏中にボリューム触ったりとか器用にこなせないので...)
具体的な音とかに関しては、TOKYO EFFECTORさんがYoutubeに公開している動画がいくつかあったので、そちらを引用させていただく形で、音の感じなどもお伝えできればなと思います。見かけたら試して欲しいとも思いますが、多分そんなに数が出てないですし、中古も滅多に見かけない(自分もたまたま見つけて買った)ので。
また、当時の開発の経緯などに関して、OvaltoneさんのブログやTOKYO EFFECTORさんのブログにそれぞれ記事が残っていたので、そちらも最後にリンクしておきます。気になった方は見てみてください。
それでは、今日はこのくらいで。